引っ越しや工事現場などのタイミングに大量に出る砲金。
砲金の処分に困っている、砲金の処分方法が知りたい、売れるなら売って少しでもお金に変えたい。
そう考えている人も多いのではないでしょうか。
今回は、砲金の買取相場や買取方法、高く売るポイントについて紹介します。
目次
砲金とは?

まず、砲金とはどんなものなのかについて解説していきましょう。
砲金というのは、銅合金の一種です。
銅Cuと、錫(すず)Snの合金で、割合としては同90%、錫10%というのが一般的です。
亜鉛が含まれていることもあります。
大砲の砲身の材料であったことから、砲金と呼ばれています。
使い道としては、バルブやポンプ胴体、スリーブやブッシュなど、一般的な機械部品等に使われていることがほとんどです。
工場などをやっていたり、家の解体をしたりする際に発生するもので、あまり身近ではないものなので知らなかったという人も多いかもしれませんが、想像はつきやすいのではないでしょうか。
一見、使い道がない、どうしたらいいのかわからないと思われがちですが、金属ですので売ることができます。
砲金の買取相場は?

砲金は銅や錫(すず)を原料としています。
では、砲金はどのぐらいの価値がある金属なのでしょうか。
銅や錫(すず)の価値は、ロンドン金属取引所(LME)という、世界最大規模の取引所で取引価格が決められています。
金属の価値と言うのは、為替相場のように日によって異なるというわけです。
砲金のような金属スクラップを買取してもらう場合には、この相場の動きに注目して一番いいタイミングで売るのがオススメの方法です。
日本での砲金の相場を知るためには、
- JX金属の発表する銅建値
- 「一般社団法人 日本鉄リサイクル工業会」の価格推移表
- 「佐野重量金属数式会社」が定期的に更新する最新相場
これらの情報をチェックしておくようにしましょう。
砲金の買取方法

砲金を売りたいけど、一体どこに買取してもらえばいいか分からないという人も多いはずです。
近くに金属の買取をしているところを探すのもいいですが、なかなか自分では見つけられないという人もいますよね。
そこで便利なのが「スクラップ価格.com」です。
最新の市中金属スクラップ価格をタイムリーに掲載しています。
取扱いの金属は、
- 銅
- 銅線
- 真鍮
- 砲金
- アルミ
- ステンレス
- 鉛
- 錫
- 亜鉛
- ニッケル
- コバルト
- モリブデン
- タンタル
- チタン
- タングステン
- 超硬
- 金
- 銀
- プラチナ
- パラジウム
- ロジウム
- イリジウム
など様々です。
買取から販売まで自社一貫体制なのでコストが削減できるため高価買取が期待出来ます。
金属分析後にどれぐらい抽出ができたかなどを写真付きでしっかり査定結果を報告してもらえるので透明性が高く、大手企業とも取引があることからも信頼できる業者であると言えるでしょう。
砲金の場合、1kgあたり840円程度で買取してもらえます。
相場は逐一変動しますので、買取してもらう際は最新の情報をチェックするようにしましょう。
砲金を高く売る5つのポイント!

では、砲金をできるだけ高く買取してもらうためのポイントについて紹介します。
【1】まとめて売る
砲金に限らず、金属スクラップというのはまとめて売ると高く売れます。
工場や工事現場などから砲金を売る場合には、コンテナなどに入れてまとめてから売るようにしましょう。
買取業者によっては、最低量というのが決められている場合もあります。
引き取ってもらいたい砲金がある場合にはどれぐらいの量からなら取引してもらえるのかを確認するようにしてください。
【2】価格高騰のタイミングで売る
砲金などのスクラップ金属というのは買取相場は毎日変動します。
高値で売りたいという場合には、価格の推移をチェックして、価格が高騰したタイミングで売るようにしましょう。
相場全体が上がれば、スクラップの買取相場もアップします。
【3】製品とスクラップに分別する
砲金といっても、製品と鉄くずなど種類があります。
砲金が使用されているの製品というと、次のようなものがあります。
- 給湯器
- クーラーパイプ
- 電線 家電線
- 銅鍋
- 銅像
- 銅メダル
- シンバル
- 十円玉
- 蛇口
- 仏具
- 金管楽器
- 五円玉
使われているパーツに砲金が使われていることがあるということですね。
製品は製品のままで、スクラップのものはスクラップと分けて売ることによって買取価格が倍増する可能性もありますよ。
【4】買取実績が豊富な業者に依頼する
砲金を高く売りたいのであれば、買取実績が多い業者に依頼するのがポイントです。
実績がないとなかなか高い査定額をつけてもらえません。
金属の買取専門店で、自社工場などがあり買取から再販まで一貫して行っているところなどがおすすめです。
【5】異物は取り除く
砲金製品に皮や被膜がついていたり、色々な金属スクラップとごちゃごちゃになって一緒になってしまっている場合には高く売れなくなってしまいます。
買取業者は、見た目がキレイかどうか、他に余分なものがくっついていないかなどを見て査定しています。
異物が混入していると、精錬する際に手間がかかってしまうからです。
再販の用途によって原料や単価も変わるので、できるだけキレイでまとまった状態にしておくようにしましょう。
まとめ

要らない砲金は買取してもらうことができます。
金属を専門に買取している業者であれば買取可能ですが、買取してもらうにはキレイな状態にしておくことや、まとまった量が必要です。
大量の砲金の処分に困っているという場合には、参考にしてみて下さい。
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