金属スクラップというと、処分するときは不燃ごみで捨てるものと思いがちですよね。
しかし、ステンレスのような金属スクラップは、買取業者に売れることがあるんです!
もし不要なステンレスがあるという場合には、買取業者に持ち込んでみるのがおすすめです。
今回は、ステンレスは売れるのか?買取相場や売るときの注意点について解説しますので参考にしてみてください。
目次
ステンレスとは?

ステンレスというのは、鉄(Fe)を主成分とした、クロム(Cr)を10.5%以上含むさびにくい合金鋼のことです。
JIS規格においては「SUS」と呼ばれることから、「サス」と表現することもあります。
ステンレスはさびにくいので、メッキや塗装などが不要です。
蛇口や流し台、化学薬品を使う機械器具、厨房設備などでよく使用されています。
一般的なステンレス鋼は、オーステナイト系の「SUS304」で、ニッケル(Ni)8%とクロム(Cr)18%程度を含むものです。
オーステナイト系のステンレス鋼は、非磁性となっています。
金属というと見てすぐに素材が分からないものもあると思いますが、ステンレスの定義を参考にしてみてください。
ステンレスに含まれるニッケルが高い!

ステンレスの部類に入る合金というのは、種類がとても多いです。
金属の強度や耐熱性、耐食性、耐摩耗性などによっても変わりますが、すべてをひっくるめてステンレスと呼ばれます。
ステンレスには大きく2種類に分けることもできます。
レアメタルと呼ばれる希少金属であるニッケルが含まれているかいないかです。
ニッケルは、金属の中でも高価な素材です。
- ニッケルを含むもの・・・オーステナイト系ステンレス
- ニッケルを含まないもの・・・フェライト系ステンレス
ニッケルを含むもののほうが高く、含まれないものは安価になります。
ステンレスは高く買い取りしてもらえるのでは?と思って売りに行っても意外と値段がつかなかった…という場合にはニッケルが含まれていなかった可能性があります。
ニッケルを含むステンレスの見分け方は?

ニッケルを含むステンレスは「SUS300番台」で、含まないものは「SUS400番台」に分けることができます。
見た目では判別しにくいですが、この2つは磁性に大きな違いがあります。
- ニッケルを含むステンレス「SUS300番台」・・・磁石にくっつかない
- ニッケルを含まないステンレス「SUS400番台」・・・磁石にくっつく
素人でも見分ける方法としてはこちらを参考にしてもらえればいいでしょう。
しかし、ニッケルの含有量が少なめのステンレスには若干の磁性がある場合もあります。
また、配合の分量によっては磁性がなくなるという場合もあり、例外のパターンもあるので注意が必要です。
ステンレスの買取相場

ステンレスの買取相場は、推移しますので売るときの相場をチェックする必要があります。
300番台のステンレスで、1kgあたり160~220円/kg(税込)で取引されています。
また、プリント材などの他の素材が付着しているようなステンレスは、100円/kg(税込)前後で取引されます。
ステンレスを買取してもらう際の3つの注意点!

ステンレスを売るときの注意点について解説しますので、参考にしてみてください。
【1】解体が必要なものは減額になる
サイズが大きく、解体が必要なものは減額になってしまいます。
解体できるものはできるだけ小さくした状態で売るようにしましょう。
【2】ステンレス以外のものが付着していると減額になる
ステンレス以外のダストが付着している場合には減額になります。
例えば、次のようなものがついている場合です。
- 鉄
- 真鍮
- プラスチック
- 木材
- コンクリート
特に、真鍮ナットなどがついている場合も多く、取り除けるものはできるだけ取り除いてから売るようにしましょう。
【3】表面にメッキがついているものは減額になる
ステンレスの表面に、銅のメッキ加工がされているようなものは減額になります。
ステンレスとしてではなく、鉄くずとしての取り扱いになってしまいます。
ステンレスはどこで買取してもらえる?

ステンレスのような金属は、お住まいの近隣にある金属スクラップを取り扱っている業者などで買取してもらえます。
インターネットなどで検索すると、近くの業者がヒットしますので参考にしてみてください。
また、通信買取などを行っている業者もあります。
株式会社大畑商事などは、らくらく通信買取も行っています。
- 無料査定
- 即日振込
- キャンセルOK
遠方にお住まいの方や忙しくて業者に持ち込む時間がない!という方は、是非利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ

ステンレスとはどんな金属なのか?売れるのか、買取相場や買取の際の注意点について解説しました。
ステンレスは生活の中に結構使われている金属です。
もし、不要なステンレス素材があるという場合には、買取も検討してみてはいかがでしょうか?
是非、参考にしてみてくださいね。
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