山を持っている方だと、自分の山の木が売れたらいいなと考えている人もいると思います。
せっかく山を持っているなら、何か活用したいですよね。
山の木は売れますが、伐採をしたりなどの費用がかかる場合もあります。
そこで今回は、山の木を売りたいときの方法や費用、注意点などを解説します。
目次
山の木を売りたいときの方法

山の木を買取してもらいたい場合には、自分で切った木材を買取してもらう方法と、山に生えている木を伐採してもらう方法の2通りがあります。
木は、小さくても量があれば運びにくいですし、大きい木になると重量が重く自分で運び出すのは大変です。
伐採も同時に行ってもらえたら、かなり楽ですよね。
山の木を売ってみたいと考えている人は、伐採~買取まで同時に行ってもらう方法がおすすめです。
山の木を売りたい場合の流れを解説

山の木を売りたい場合には、次のような流れが一般的です。
相談⇒現地調査⇒商談⇒契約⇒支払い⇒伐採
現地調査をして、木の種類や大きさ、高さなどをしっかり見極めます。
現地調査をもとに木の値段を見積もり、条件があえば契約をします。
木を売るときの費用は?

木を売りたいといっても、買取してもらうだけでなく伐採の費用がかかることも考慮しておく必要があります。
伐採の費用は、木の大きさや本数によっても変動します。
- 1.5m未満の低木の場合・・・2,000円~
- 3mまでの中木の場合・・・10,000円~
- 4~5mの高木の場合・・・20,000円~
業者によっても異なりますが、こちらの伐採費用も一例として参考にしてみてください。
もし、山の木を伐採するという予定がある場合には、伐採と買取を同時にしてもらえれば回収費用がかからなくて済むのでお得です。
伐採料金や作業内容については業者によっても異なるので、いくつかの業者に見積もりを出してもらい、比較することをおすすめします。
山の木を売りたい場合の7つの注意点

山の木を売りたい場合、どんなことに注意したらいいのかについて解説します。
【1】境界線の確定はあるか
山の木を売りたい場合、伐採する際に境界線の確認をします。
境界線の確定の作業が必要な場合には費用が余分にかかるので、事前に確認しておくようにしましょう。
【2】木のサイズ
山の木を買取してもらう場合には、長さや幹のサイズなどの買取条件が決められていることもあります。
短い木や細い木などは買い取りしてもらえないこともありますので注意が必要です。
【3】木の状態
木の状態によっては買い取りしてもらえない場合もあります。
腐食していたり、薬剤が塗られているような木の場合には買取不可の場合もあるので事前確認が必要です。
木に汚れや傷があると金額が変わるのかどうかも確認しておくといいでしょう。
【4】木の種類
ケヤキやクスノキ、クヌギ、イチョウ、ヒノキなどの木を買取してくれる業者 が多いdす。
カシやブナ、ナラなども高価買取が期待できる種類です。
山の木にどんな種類の木が生えているのかチェックしておきましょう。
【5】届出
森林所有者が木を伐採する場合には、事前に伐採と伐採後の造林計画の届け出が必要になります。
伐採の90~30日前には市町村に届け出を提出するようにしましょう。
【6】ガイドラインの確認
違法伐採による森林の減少、経済損失などの問題が増えてきて、違法伐採の木材や、木材売買が問題視されています。
森林や林業の関係団体では、違法伐採反対の取り組みなどが行われています。
「木材・木材製品の合法性、持続可能性の証明のためのガイドライン」を確認しておくことをおすすめします。
【7】搬出経路の状態
伐採作業を行う際には、重機が通れるかなども買取価格に関係してきます。
林道の状態がよければ搬出作業も楽に行うことができますが、重機が通れないなどの場合には整備が必要な場合もあります。
林道整備が生じる場合には、様々な手続きや作業などが必要になり、行政手続きなどもしなければいけないので手間がかかります。
木だけでなく山林を売りたいときはどうする?

山林を所有しているという場合、手入れができないので山林ごと売りたい人もいるはずです。
山林は、場所が不便であったり価格が変動しやすかったりしてなかなか売るのが難しいというのが実際のところです。
田舎で辺鄙なところにあったりするなど場所が関係していたり、山に生えている木の種類によっても山林の価値は変わったりします。
山林の買い手を見つけようとするのはとても大変なことなのです。
田舎ぐらしをしたいと考えている人やリゾート開発を行っている会社、林業従事者などが買い取ってくれる可能性もあります。
山林を売りたいと考えている場合には、無料の一括査定サイトで売ってくれる業者を探すのがおすすめです。
リビンマッチなどの不動産一括査定サイトを活用してみてくださいね。
まとめ

山の木を売りたいときはどうしたらいいのか、費用や注意点について解説しました。
山を所有している場合、木材が高く売れる可能性もあるので、手入れのついでに山の木を売るということも考えてみてはいかがでしょうか。
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